毎月7日に市が開かれることからその名が付けられた町で、藩政時代には城下町の中心である大町四ツ角を中心に、会津五街道のうち日光、越後、米沢街道の主要道路が通っていました。
城下の西の玄関口として栄え、問屋や旅籠、料理屋が軒を連ねていました。
JR七日町駅から野口英世青春通りまで約700メートル続くのが七日町通りです。この通りに足を踏み入れると、20世紀初めのレトロな建物が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。
七日町通りには、絵ろうそくや会津塗、会津木綿などの伝統工芸品を扱うお店がたくさんあり、会津の伝統文化を感じながら散策を楽しむことができます。
さまざまなデザインの建物は見応えがあり、ゆっくりと時間をかけて街の雰囲気を楽しんでください。
また、和菓子や酒蔵などのグルメも充実しており、どれを選ぶか迷ってしまうほどです。お土産選びも楽しくなること間違いありません。周遊バス「ハイカラさん」も街のレトロなムードを一層引き立てます。
おしゃれなショップだけでなく、斎藤一の墓がある「阿弥陀寺」や土方歳三が宿泊した「清水屋旅館跡」、そして「会津新選組記念館」など、新選組にゆかりのあるスポットもこのエリアに点在しています。
当時の雰囲気に思いを馳せながら散策してみるのもおすすめです。
七日町駅構内にある「駅カフェ」は、会津地方の17市町村の商品を扱うアンテナショップです。かわいらしい雑貨に囲まれて幸せな気分に浸りながら、カフェスペースでほっこり一休みするのもおすすめです。
【白木屋漆器店】
白木屋漆器店は、創業から300年の歴史を持つ会津塗りのお店です。土蔵造りの洋館店舗内では、現代風のアクセサリーから古典的な漆器まで、千点以上の品々を展示販売しています。また、会津塗りの資料館としても機能し、無料で見学することができます。この建物は会津若松市歴史的景観指定建造物にも登録されており、外観だけでも大正浪漫を感じることができます。
【満田屋】
満田屋は、味噌蔵を改造した店内で香る「みそ田楽」が楽しめるお店です。囲炉裏を囲みながら、炭焼きの味噌田楽を味わうことができます。また、満田屋は会津若松市歴史的景観指定建造物でもあります。
【会津の田楽(でんがく)】
会津の田楽では、店内で丁寧に焼かれた炭火の田楽を楽しむことができます。セットメニューもあり、お得に味わうことができます。
【末廣酒造 嘉永蔵】
末廣酒造の嘉永蔵では、造り酒屋の6つの酒蔵と木造3階建ての住居を見学することができます。見学や試飲は無料で行われています。また、併設されている喫茶「杏」では、酒の仕込み水で入れたコーヒーなども楽しむことができます。
【喫茶・杏】
酒蔵の中にある喫茶・杏では、オリジナルのスイーツや酒の仕込み水で入れたコーヒーなどを楽しむことができます。
【ほしばん絵ろうそく店】
ほしばん絵ろうそく店は、会津藩御用達の老舗で、元祖会津絵ろうそくの製造販売元です。江戸時代から伝統を守り続け、現在は9代目が引き継いでいます。絵ろうそくの絵付け体験もできます(要予約
)。
【1本1本丁寧に描かれる絵ろうそく】
ほしばん絵ろうそく店では、様々な文様が手書きで描かれた絵ろうそくが並んでいます。
【もめん絲】
もめん絲は、会津木綿を使用した手作りの店です。反物から切り売りまで扱っており、木曜日が定休日です。
【長門屋 七日町店】
長門屋七日町店は、嘉永元年(1848年)創業以来、150年以上にわたりお菓子造りに取り組んできた老舗です。会津のくるみを使用したお菓子や可愛らしい駄菓子などがあります。
【長門屋店内】
長門屋店内の様子です。
【渋川問屋】
渋川問屋は、会津の本格郷土料理店で、大正時代の雰囲気を感じることができます。「祭り御前」という料理が人気で、2,100円から楽しむことができます。また、隣接して大人の隠れ家のような旅館もあります。建物は会津若松市歴史的景観指定建造物でもあります。
【あいづふるさとアンテナショップ 駅カフェ】
あいづふるさとアンテナショップ駅カフェは、JR七日町駅舎内にあり、会津17市町村のこだわりの一品を取り揃えたアンテナショップです。カフェスペースでは、水出しコーヒーが味わえます。レトロな雰囲気の洋館風駅舎内で一休みすることができます。
会津若松駅から周遊バス「はいからさん」で約20分「七日町白木屋前」下車
会津若松駅前から循環バス「エコろん号」で約30分「鶴乃江酒造」下車