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小野川湖

(おのがわこ)

美しい湖畔風景、点在する小さな島と湖面に映る山々の景色

小野川湖は福島県耶麻郡北塩原村に位置し、桧原湖および秋元湖とともに裏磐梯三湖の一つです。この湖は磐梯朝日国立公園に属し、美しい自然景観を誇ります。東西に3.5km広がり、面積は1.72平方kmです。

湖の形成と特徴

小野川湖は1888年(明治21年)の磐梯山噴火によって形成されました。噴火による山体崩壊で発生した土石流が小野川や長瀬川をせき止め、新たに湖が誕生しました。この湖には無人島が点在し、夏には釣りやカヌー、冬にはワカサギ氷上釣りの名所として知られています。

自然の魅力と名水

小野川湖には百貫清水から小野川不動滝を経由して流れ込む小野川湧水があります。この湧水は名水百選に選ばれており、日本一美味しい地下水としても知られています。湖の周囲には美しい景観が広がり、特に秋には黄金色に輝くカラマツ林と紺碧の湖が一際目を引きます。

レークラインと湖岸風景

小野川湖の南岸には磐梯吾妻レークラインが通っており、車でのドライブやハイキングに最適です。湖岸沿いにはキャンプ場やカヌーの基地が点在し、「磐梯の松島」とも称される小さな島々が湖中に浮かびます。湖周の屈折が多く、多様な風景を楽しむことができます。

小野川不動滝

小野川湖の上流には落差25mの大瀑布、小野川不動滝があります。この滝の名前は、不動明王が祀られていることに由来します。滝の水源は磐梯高原中の百貫清水であり、小野川湧水として名水百選に選定されています。

特に4月下旬から5月上旬にかけて、雪解け水によって滝の水量が増し、最も迫力のある姿を見せます。夏には涼しい避暑地として訪れる人々が多く、力強い水しぶきの爽快感を楽しむことができます。秋には紅葉が美しく、滝とともに彩り豊かな風景を楽しむことができます。

観光とアクセス

小野川湖へのアクセスは、磐越自動車道・猪苗代磐梯高原インターチェンジから車で訪れることができます。公共交通機関では、JR東日本磐越西線・猪苗代駅からバスでアクセスが可能です。湖周辺にはキャンプ場やカヌー基地があり、アウトドアレジャーを楽しむことができます。

四季折々の魅力

小野川湖は四季を通じて様々な表情を見せます。春には新緑が湖面に映え、夏には爽やかな避暑地として涼しさを提供します。秋には紅葉が美しく、冬にはワカサギ氷上釣りが楽しめます。湖の周囲にはカラマツ林が広がり、特に秋の黄金色の風景は訪れる人々を魅了します。

このように、小野川湖は豊かな自然と多彩なレジャーが楽しめる観光スポットとして、多くの人々に愛されています。美しい自然の中でのひと時を、ぜひ訪れて堪能してください。

Information

名称
小野川湖
(おのがわこ)

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