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秋元湖

(あきもとこ)

手つかずの自然が残された裏磐梯の美しい湖

秋元湖は、裏磐梯で桧原湖に次ぐ大きさを誇る湖で、東西に長く広がっています。湖の面積は3.9平方kmで、標高は桧原湖や小野川湖に比べて最も低い位置にあります。秋元発電所が設置されており、その発電量は62,000キロワットにも達します。

自然の魅力と観光スポット

秋元湖は写真家にとって人気のスポットです。特に朝日がとても美しく、島影から見える景色は水墨画のように広がります。裏磐梯には手つかずの自然が多く残り、サイクリングコースや新緑、紅葉のシーズンには多くの観光客が訪れます。

アクセスと展望台

秋元湖の西側には展望台があり、ここから湖を一望できます。展望台までのアクセスは良く、入口から徒歩3~4分で到達できます。ここからは広大な景色を手軽に楽しむことができます。

歴史と形成

秋元湖は福島県耶麻郡北塩原村および同郡猪苗代町にまたがる湖で、桧原湖・小野川湖とともに裏磐梯三湖を形成しています。1888年に磐梯山が噴火し、その影響で形成されました。山体崩壊によって周辺の河川が堰き止められ、桧原湖や小野川湖、五色沼などが誕生しました。

水力発電とダムの利用

秋元湖は阿賀野川水系に属し、水力発電のために利用されています。湖にはアースダムが設けられ、秋元発電所が稼働しています。1937年には小野川発電所が建設され、続いて秋元発電所も1940年に完成しました。

多目的ダムとしての役割

1989年の集中豪雨によって裏磐梯三湖は大きな被害を受け、治水対策が必要となりました。このため、秋元湖は多目的ダムとしての機能を持つようになり、洪水調節や発電に利用されています。1999年には河川総合開発事業が完了し、現在は福島県が管理を行っています。

観光とレクリエーション

秋元湖は観光地としても人気があり、特に紅葉の時期には多くの観光客が訪れます。湖ではボートのレンタルや釣りも楽しむことができ、秋元湖畔サイクリングロードも整備されています。また、秋元湖キャンプ場などのアウトドア施設も充実しています。

秋元湖へのアクセスは磐越自動車道・猪苗代磐梯高原インターチェンジより国道115号経由で国道459号に入り、車で訪れることができます。また、公共交通機関ではJR東日本磐越西線・猪苗代駅または喜多方駅よりバスでアクセスできます。

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秋元湖
(あきもとこ)

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