いわき市内で発掘された化石群やフタバスズキリュウなどの大型骨格標本を、ダイナミックな空間で見学できる施設です。また、常磐炭田が繁栄した当時から現代までの採炭の歴史や炭鉱の生活も再現されています。
エントランスを入ると、まず目に飛び込んでくるのが、いわき市で見つかったフタバスズキリュウの全身復元骨格標本です。これは2006年に高校生によって発見されたもので、日本の古生物研究史に残る貴重な化石として知られています。
化石展示室では、世界的にも大変貴重な化石が展示されているほか、今にも動き出しそうな多彩な化石が音と照明も工夫を凝らしてダイナミックに展示されています。いわき市内の化石と世界各地の化石が展示され、地球の歴史を学べるようになっています。
特に注目すべきは、いわき市内で発見されたフタバスズキリュウの全身復元骨格・産状標本と、「イワキクジラ」です。陸海空の古生物化石を網羅し、特に海棲爬虫類の標本が充実しており、三畳紀から白亜紀までの時代の生物を間近で観察することができます。
いわきの石炭は3500万年前のメタセコイアの植物化石です。石炭展示室では、世界各地・日本各地の石炭サンプルが展示解説されています。また、常磐炭田の歴史や採掘道具の展示、昭和10年頃の炭鉱町の生活を復元したコーナー、抗口エレベーター、模擬坑道などが再現されており、当時の雰囲気を体感できます。
学習標本展示室では、いわきの大地や生物の化石、石炭や岩石などの標本とパネルが展示されており、学習できる場となっています。
模擬坑道は、地下600mに降りる石炭坑道に入ったかのような空間で、古い時代から現代まで順に石炭の掘り方が再現されています。炭鉱ゆかりの資料も展示されています。
生活館には、懐かしい昭和10年(1935年)頃の炭住や戦後の世話所・共同炊事場の生活風景が再現されています。
岩石園
庭園内に「いわき」をかたどり、2、3の水系を入れ、いわきを形成する岩石の中から30余点を選び、ほぼ相当する所に配置しました。
国鉄D51形蒸気機関車
D51「デゴイチ」で知られるこの車輌は25年10月の間常磐線を走り続け、その実運転キロ数は124万km。地球を31周も走った距離に相当します。
9:00~17:00
臨時休館中
第3火曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
1月1日
一般 660円
中・高・大学生 440円
小学生 330円
湯本駅から徒歩で10分
いわき湯本ICから車で10分