福島県いわき沖で獲れるあんこうは、全国でも最高級のブランドとして知られています。あんこうは「捨てるところがない魚」と言われるほど、全身が食用に利用できます。特に、あん肝は「海のフォアグラ」と呼ばれ、濃厚な味わいと豊富な栄養価で人気です。
福島県では、あんこう鍋やあんこうのどぶ汁、あん肝ポン酢など、様々なあんこう料理が楽しめます。
あんこうは、肉、えら、皮、とも(尾びれ、胸びれ)、ぬの(卵巣)、水袋(胃)、肝(肝臓)の7つの部位に分けることができます。
これらの部位をすべて鍋に入れることで、独特の旨味が生まれると言われています。あんこうの身は淡白ですが、他の部位と合わせることで、深みのある味わいになります。
福島県産あんこうの旬は、12月から2月です。この時期のあんこうは、脂が乗っていて、特に美味しくいただけます。