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いわき・相馬

いわき、相馬の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

いわき 相馬 観光ガイド

いわき・相馬の観光・旅行 Info

福島県沿岸部に位置するいわき市相馬市は、太平洋に面した美しい海岸線、豊かな自然、そして温泉や伝統文化など、さまざまな魅力を備えた観光地です。

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いわき市のおすすめ観光地

いわき湯本温泉

約1,000年の歴史を持つ名湯で、泉質は硫黄泉。温泉宿や日帰り入浴施設も多く、ゆったりとした癒しの時間を過ごせます。近くにはスパリゾートハワイアンズもあります。

スパリゾートハワイアンズ

常夏の楽園をイメージした大型温泉テーマパーク。屋内プールやウォータースライダー、ポリネシアンショーなど、家族連れに人気の観光施設です。

アクアマリンふくしま

日本有数の大規模水族館で、潮目の海をテーマにした展示が特徴。ふくしまの海の生態系が学べる他、釣りや魚の解剖体験など体験型のプログラムも豊富です。

塩屋崎灯台

白亜の灯台と、眼下に広がる太平洋の絶景で知られています。映画やドラマのロケ地にもなっており、海岸線の美しさが魅力です。

白水阿弥陀堂(国宝)

平安時代後期に建立された東北唯一の国宝建築。浄土庭園と阿弥陀堂が美しく調和し、紅葉や雪景色の中での静かな参拝が人気です。

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相馬市のおすすめ観光地

相馬中村神社

相馬藩の総鎮守として崇敬を集める神社。境内は厳かな雰囲気で、相馬野馬追の出陣式が行われる場所としても知られています。

相馬小高神社

南相馬市小高区にある古社で、相馬氏の祖である平将門公ゆかりの神社。境内から見える街並みと海の眺めが魅力です。

松川浦

福島県を代表する景勝地で、湾内は風が穏やかで魚介類が豊富。海鮮グルメや漁業体験、サイクリングなどが楽しめます。

浜の駅 松川浦

相馬港の新鮮な魚介類や地元野菜などを販売する観光施設。海鮮丼や浜焼きを味わえる食堂も人気で、相馬の味覚を楽しめます。

原釜尾浜海水浴場

東日本大震災から復興し、再開された美しい海水浴場。白砂青松のビーチが広がり、夏は多くの観光客で賑わいます。

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いわき・相馬共通の見どころ

相馬野馬追(南相馬市)

毎年7月下旬に開催される伝統行事。鎧をまとった武者たちが馬を駆る姿は圧巻です。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

海産物グルメ

両市ともに漁業が盛んで、新鮮な魚介類を使った料理が豊富です。いわきでは「メヒカリの唐揚げ」、相馬では「ほっき貝の丼」などが名物となっています。

いわき・相馬のグルメガイド

福島県の沿岸部に位置するいわき市相馬市は、豊かな漁場と農産物に恵まれたエリアです。地元の味覚や特産物を楽しめるレストランや直売所も充実しており、観光の合間に立ち寄ってみる価値があります。

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いわき市の名産品・ローカルフード

メヒカリの唐揚げ

深海魚「メヒカリ」は、いわき市を代表する魚。小ぶりで柔らかく、唐揚げにすると骨まで食べられるほどです。香ばしく揚げられたメヒカリは、居酒屋やお食事処でよく見かけます。

うに貝焼き

ホッキ貝の殻にウニと卵を流し入れ、蒸し焼きにした贅沢な一品。江戸時代から続く郷土料理で、お祝いの席でもよく出されます。

いわきねぎ

柔らかく甘みの強いブランドねぎで、鍋物や炒め物、焼き物にも合います。地元の直売所で購入することもできます。

おすすめレストラン
いわきのお土産
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相馬市の名産品・ローカルフード

相馬野馬追ラーメン

地元で親しまれる醤油味のラーメンで、スープはあっさり系ながらコクがあり、地元産の野菜や肉を使った具材が特徴です。

ほっき貝料理

相馬沖はホッキ貝の水揚げ量が多く、刺身、炙り、丼ぶりとして味わえます。旬は冬〜春にかけてで、ぷりぷりとした食感と甘みが魅力です。

相馬焼(そうまやき)

青ひび模様と走り馬の絵柄が特徴的な陶器で、食器や酒器としても使いやすく、実用性と美しさを兼ね備えています。

おすすめレストラン
相馬のお土産

いわき・相馬の季節の祭り・イベント

相馬市の代表的な祭り:相馬野馬追

武士の魂を受け継ぐ伝統行事

「相馬野馬追(そうまのまおい)」は、約千年の歴史を持つ福島県屈指の伝統祭事で、毎年7月下旬に相馬市・南相馬市などを中心に開催されます。

見どころ

この祭りは国指定重要無形民俗文化財にも指定されており、戦国時代さながらの世界が広がる貴重な体験ができます。

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いわき市の主な祭り・イベント

いわきおどり

毎年8月上旬にいわき駅周辺で開催される市民総参加型の盆踊りイベント。市内の企業や団体がそれぞれの衣装で参加し、「いわきおどりの唄」に合わせて踊る光景は夏の風物詩です。

いわき七夕まつり

7月上旬、JRいわき駅周辺の商店街で開かれるこのイベントでは、色鮮やかな吹き流しと提灯が通りを彩り、夜にはライトアップも行われます。家族連れにも人気の催しです。

いわきサンシャインマラソン

2月に開催される福島県最大規模の市民マラソン大会。太平洋を臨むコースを駆け抜ける本大会は、全国から多くのランナーが参加します。

いわき市石炭・化石館(ほるる)イベント

化石発掘体験や恐竜に関する特別展など、子どもから大人まで楽しめる展示会が季節ごとに開催されています。

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地域の特徴的な文化や習慣

馬とともに暮らす文化(相馬)

相馬地域では、古来より馬を神聖な動物として扱い、農耕や戦に用いてきた文化があります。その精神は現在でも「野馬追」をはじめ、地元の神社や民話に残っています。

海と炭鉱の記憶(いわき)

いわき市はかつて常磐炭田を有し、炭鉱の町として発展しました。その歴史は「石炭・化石館」などの施設で触れることができます。また、豊富な海の幸も地域文化に深く根付いており、魚市場や漁港を訪れるとその活気を体感できます。

いわき・相馬の気温・天候

福島県の沿岸部に位置するいわき市相馬市は、太平洋に面した「浜通り」と呼ばれる地域で、内陸部と比較して比較的温暖で降雪も少ないのが特徴です。四季の変化がはっきりとしており、各季節で異なる魅力があります。

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春(3月〜5月)

穏やかな陽気と桜の季節

春の平均気温は3月:約7℃、4月:約13℃、5月:約18℃で、徐々に暖かくなります。特に4月上旬〜中旬には桜が満開を迎え、花見スポットがにぎわいます。

特徴
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梅雨(6月中旬〜7月中旬)

湿度が高く蒸し暑い時期

梅雨入りは例年6月中旬で、雨の日が多くなり、湿度も高まります。気温は20〜25℃程度ですが、湿気のため体感はやや高めです。

特徴
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夏(7月中旬〜9月中旬)

涼しげな海風と猛暑日

夏の平均気温は7月:約24℃、8月:約27℃、9月:約23℃で、最高気温が30℃を超える日もあります。ただし太平洋の海風があるため、内陸部よりは過ごしやすい傾向があります。

特徴
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秋(9月中旬〜11月)

紅葉と快適な気候

秋の気温は9月:約23℃、10月:約17℃、11月:約11℃と、だんだんと涼しくなり、過ごしやすい観光シーズンです。山々の紅葉や秋祭りが見どころです。

特徴
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冬(12月〜2月)

沿岸部特有の穏やかな冬

冬の気温は12月:約6℃、1月:約3℃、2月:約4℃。内陸部に比べて降雪が少なく、積雪もほとんどありません。ただし海風が冷たく、体感温度は下がるため、防寒対策は必要です。

特徴
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雨・台風・自然現象の注意点

台風と強風

特に7月下旬〜10月初旬にかけては台風が接近することがあります。相馬・いわきともに沿岸地域のため強風や高波には注意が必要です。事前に気象庁や自治体の情報を確認しましょう。

津波注意報や地震への備え

過去の震災を教訓に、津波避難路や標識が整備されています。宿泊先では非常口や避難経路を確認しておくと安心です。

いわき・相馬へのアクセス

首都圏からのアクセス

電車でのアクセス

いわき市へ(常磐線経由)

JR常磐線(特急ひたち)を利用することで、東京駅からいわき駅まで直通で約2時間30分です。途中、品川・上野を経由し、いわき市へ向かいます。乗車券と特急券が必要です。

相馬市へ(東北本線+常磐線経由)

東京駅からはまず東北新幹線で福島駅まで約1時間30分、その後、福島駅から常磐線・相馬方面行きで約1時間。合計で約2時間30分~3時間が目安です。

車でのアクセス

いわき市へ

首都圏から常磐自動車道を利用し、東京から約2時間30分~3時間でいわき市に到着します。いわき中央ICまたはいわき湯本ICが主要な出入口となります。

相馬市へ

東北自動車道を経由し、福島西ICで降りた後、国道115号線を東進して相馬市へ向かうルートが一般的です。所要時間は約3時間30分です。または常磐道→相馬ICも利用できます。

高速バスでのアクセス

いわき市へ

東京・新宿・横浜などから高速バス「いわき号」が運行されており、約3時間30分〜4時間でアクセス可能です。料金が安く、荷物の多い方にも便利です。

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仙台方面からのアクセス

電車でのアクセス

いわき市へ

仙台駅から常磐線経由で南下するルートは、相馬・原ノ町を経て、特急や普通列車を乗り継いで約3時間30分です。2020年に全線復旧したため、スムーズに移動が可能です。

相馬市へ

仙台駅から常磐線で相馬駅まで直通。快速または普通列車で約1時間〜1時間20分で到着します。料金も手ごろで、本数も比較的多いです。

車でのアクセス

仙台市内から常磐自動車道を南下し、相馬ICまたは南相馬ICで下車するルートが主流です。所要時間は約1時間15分〜1時間30分です。

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福島空港・仙台空港からのアクセス

福島空港からいわき・相馬へ

福島空港からはいわき市・相馬市方面へ直通の公共交通機関が限られているため、レンタカーの利用がおすすめです。福島空港からいわき市へは約1時間30分、相馬市へは約2時間の距離です。

仙台空港からのアクセス

仙台空港アクセス線で仙台駅へ行き、そこから常磐線で相馬・いわき方面へ向かうことが可能です。乗り換えは1回で済みます。レンタカーの利用も便利です。

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市内・周辺の移動方法

いわき市内

いわき市は広範囲に観光地が点在しているため、車移動(レンタカー)が最も効率的です。市内には路線バスやタクシーも運行していますが、時間に余裕をもって移動計画を立てるのがおすすめです。

相馬市内

相馬市は比較的コンパクトな街で、徒歩やレンタサイクルでも市街地観光が可能です。海岸沿いや史跡巡りはレンタカーやタクシーが便利です。

いわき・相馬の移動手段

いわき市内の移動手段

1. 路線バス

新常磐交通が市内の主要エリアでバスを運行しています。いわき駅を中心に、湯本温泉・小名浜・アクアマリンふくしまなどの観光地へ直行バスが利用可能です。ただし、本数が少ない時間帯もあるため、時刻表の確認が必須です。

2. タクシー

市内には多くのタクシー会社があり、駅やホテルなどから簡単に利用できます。短距離の移動や、バスの不便なエリアへ行く際に便利です。事前に配車アプリやホテルフロントから予約するのもおすすめです。

3. レンタカー

いわき市は面積が広く、観光地が点在しているため、効率的な移動にはレンタカーが最もおすすめです。いわき駅・湯本駅周辺には多数のレンタカー店があり、事前予約が可能です。
観光例:いわき駅 → いわき湯本温泉 → スパリゾートハワイアンズ → 小名浜港 → アクアマリンふくしま。

4. レンタサイクル

小名浜エリアや駅周辺では、電動アシスト付き自転車などのレンタサイクルサービスが提供されています。特に小回りの利く観光に適しており、海沿いや市街地の散策におすすめです。

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相馬市内の移動手段

1. 路線バス

福島交通や地元自治体のコミュニティバスが運行されています。相馬駅を中心に、松川浦、相馬中村神社、野馬追の里歴史館などの観光スポットへアクセス可能です。

2. タクシー

主要駅や観光案内所でタクシーを呼ぶことができ、観光地間の移動や時間が限られている旅行者には便利です。台数に限りがあるため、早めの手配がおすすめです。

3. レンタカー

公共交通の便がやや限定されるため、自由な観光を希望する方にはレンタカーが非常に便利です。特に、南相馬や飯舘村など周辺地域との周遊観光に適しています

4. 徒歩・レンタサイクル

相馬市中心部はコンパクトで、徒歩や自転車でも十分に移動可能です。観光案内所などで地図を入手するとスムーズに散策できます。

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地域をまたいだ移動

1. JR常磐線の利用

いわき駅〜相馬駅間はJR常磐線が接続しており、南相馬・原ノ町・浪江などを経由しながら北上・南下が可能です。普通列車や特急列車を利用して、観光地間を快適に移動できます。

2. 高速道路の活用

常磐自動車道・相馬福島道路などが整備されており、車での広域移動がスムーズです。自家用車やレンタカーでの観光には最適なルートが多くあります。

いわき・相馬の観光コース

1日目:いわき市を満喫する海と温泉の旅

午前:小名浜エリア観光

アクアマリンふくしまは東北屈指の大型水族館で、海の環境や生物の展示が充実しています。小名浜港の散策や、小名浜美食ホテルで地元グルメを楽しむのもおすすめです。

おすすめスポット:

午後:湯本温泉街でゆったり

午後はいわき湯本温泉へ移動し、温泉や足湯、温泉街の散策を楽しみましょう。さはこの湯などの共同浴場や、温泉宿の露天風呂で旅の疲れを癒やします。

立ち寄り候補:

夜:スパリゾートハワイアンズでエンタメ体験

夜はスパリゾートハワイアンズで、温泉・プール・フラダンスショーなどを体験できます。宿泊も可能で、家族連れやカップルにも人気です。

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2日目:相馬市を中心とした歴史と自然の旅

午前:中村城跡と神社めぐり

相馬市内では、中村城跡相馬中村神社を訪れ、相馬野馬追の歴史と文化を感じられるスポットを巡ります。静かな境内で歴史を学び、心を落ち着けましょう。

おすすめスポット:

午後:松川浦と漁港グルメ

午後は相馬市東部の松川浦へ移動。海岸線の絶景を楽しみながら、新鮮な海の幸を堪能します。周辺には遊歩道や漁港市場もあり、観光と食を同時に満喫できます。

おすすめ立ち寄り先:
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番外編:時間があれば足を延ばしてみたい場所

南相馬市の馬事文化探訪

南相馬市博物館雲雀ヶ原祭場地では、相馬野馬追の本場を深く学べます。馬の文化や甲冑行列の伝統に触れることができ、歴史好きにおすすめです。

双葉郡の復興関連施設

浪江町や大熊町には、東日本大震災と原発事故の記憶を学ぶ施設が点在しています。東日本大震災・原子力災害伝承館などを訪れ、防災と復興への理解を深めることも意義深い観光体験です。

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