20~30個ペロッと食べられちゃう、野菜たっぷりヘルシー餃子として知られるふくしま餃子は、福島市で長い歴史を持つ人気の餃子です。福島市には40、50年の歴史がある餃子店が多くあり、戦災の被害が少なかったため、満州からの引き上げ者や復員してきた人々が闇市で飲食業を始めた歴史があります。
昭和28年創業の「満腹」が元祖といわれており、丸い皿に放射状に盛り付けた「円盤餃子」のスタイルが特徴です。あまり油を使わずに焼き上げ、餡は「野菜(主に白菜)7割・肉3割」が基本です。焼きたての円盤餃子はサクッとした歯ざわりで、白菜の甘い香りと肉汁が口いっぱいに広がります。
円盤餃子は戦後、満州で学んだこだわりの餃子を屋台で出したのが始まりです。市内には50~60年の歴史を持つ餃子店も多く、行列ができる店もあります。昔からサラリーマンが仕事帰りに利用していたため、現在もランチタイムは営業せず、夕方から営業している店が多いです。
一皿に20~30個と数が多いため、たくさん食べられるように野菜をたっぷり使用しており、ボリューム満点なのに軽い食感が特徴です。味は、あっさりしたものからニンニクたっぷりのものまで多種多様で、ビールとの相性も抜群です。
平成15年に発足した「ふくしま餃子の会」は、福島の餃子を広めるために活動しています。加盟する各店舗では、バラエティーに富んだ様々な餃子を味わうことができます。これにより、ふくしま餃子は福島市の名物として広く認知され、多くの人々に愛されています。
福島の餃子店は夕方から営業している店が多く、仕事帰りのサラリーマンや家族連れで賑わいます。一皿20~30個の餃子はボリュームがありますが、野菜がたっぷり使われているため、あっさりと食べることができます。ビールとの相性も抜群で、特にニンニクたっぷりの餃子は人気があります。
各店独自の餃子を楽しむことができ、味のバリエーションも豊富です。福島を訪れた際には、ぜひ円盤餃子を味わってみてください。