福島県立美術館は、福島市の市街地や駅から近く、信夫山のふもとに位置しています。信夫山は桜の名所としても知られ、市民にとっての憩いの場となっています。
美術館には福島ゆかりの作家である大山忠作や吉井忠をはじめ、国際的な版画家である斎藤清の作品などが展示されています。また、関根正二や岸田劉生、アンドリューワイエス、ベン・シャーン、ジョン・スローンなどの作品も収蔵されています。
美術館と県立図書館が信夫山を背景に展開しており、そのパノラマは文化施設に相応しい静かで落ち着いた環境を作り出しています。
美術館では、大正期の日本画や洋画、20世紀のアメリカの写実絵画などを中心に収集しており、特にアンドリュー・ワイエスや関根正二、斎藤清などの作品に特色があります。常設展示室ではこれらのコレクションを年に4回の展示替えで紹介し、企画展示室では年に約5回のテーマ展を開催しています。
美術館の周辺は広々とした芝生や小川の流れる庭園が広がっており、市民の憩いの場となっています。美術の鑑賞だけでなく、散歩やジョギングなど、さまざまな楽しみ方ができる空間です。
福島県立美術館は、福島県福島市に位置する美術館で、1984年に開館しました。県民の文化振興を目的として設立され、地元の芸術家の作品を中心に、国内外の美術作品を幅広く収蔵・展示しています。
福島県立美術館のコレクションは、約4000点に及びます。日本画、洋画、彫刻、工芸、版画など多岐にわたるジャンルの作品が収蔵されています。特に、福島出身の画家である梅原龍三郎や小山田二郎の作品が多く収蔵されており、これらの作品は常設展示として公開されています。
福島県立美術館では、年間を通じてさまざまな特別展や企画展が開催されています。国内外の優れた美術作品を紹介する特別展は、多くの来館者を魅了しています。また、地域の芸術家や学生の作品を展示する企画展も行われ、地元の文化・芸術活動の発展に寄与しています。
福島県立美術館は、教育普及活動にも力を入れています。子供から大人まで楽しめるワークショップや講座が定期的に開催されており、美術に親しむ機会を提供しています。また、学校や地域団体と連携したプログラムも充実しており、地域社会における美術教育の拠点としての役割を果たしています。
館内には、展示室のほかに講堂、図書室、ミュージアムショップ、カフェなどの施設があります。講堂では、美術に関する講演会や映画上映会が開催され、図書室では美術関連の書籍や資料を閲覧することができます。ミュージアムショップでは、展覧会に関連したグッズやオリジナル商品が販売されており、カフェでは美術館の庭を眺めながらリラックスしたひとときを過ごすことができます。
福島県立美術館は、福島駅から徒歩約20分の場所に位置しています。バスやタクシーを利用することもでき、アクセスが便利です。開館時間は午前9時から午後5時までで、毎週月曜日と年末年始は休館日となっています。入館料は展示内容によって異なるため、事前に公式ウェブサイトで確認することをお勧めします。
福島県立美術館は、豊富なコレクションと多彩な展覧会、美術教育の普及活動を通じて、訪れる人々に多くの感動と学びを提供しています。福島市を訪れる際には、ぜひ福島県立美術館に足を運び、美術の魅力を堪能してみてください。
9:30~17:00
月曜日(祝日をのぞく)
祝日の翌日(土・日にあたる場合は開館)
年末年始(12月28日~1月4日)
常設展
一般・大学生 280円
高校生以下 無料
企画展
展覧会ごとに異なる
JR福島駅東口から徒歩20分(2km )
福島交通飯坂線→美術館図書館前駅 下車、徒歩2分