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白河

白河の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

白河 観光ガイド

白河の観光・旅行 Info

白河の歴史と文化に触れるスポット

白河小峰城(しらかわこみねじょう)

白河小峰城は、江戸時代初期に丹羽長重によって築かれた平山城です。白河のシンボルとも言えるこの城は、白河駅から徒歩すぐの場所にあり、アクセスも便利です。2011年の震災で被害を受けましたが、見事に修復され、現在では三重櫓(さんじゅうやぐら)などを見学することができます。

見どころ:

南湖公園(なんここうえん)

南湖公園は、1801年に白河藩主・松平定信公によって築かれた日本最古の「公園」と言われています。自然と調和した風景の中に、茶室や石橋が点在し、四季を通して美しい景観が楽しめます。園内には白河ラーメンの名店や和菓子屋もあり、グルメとセットで楽しめます。

おすすめポイント:

歴史ファンに人気の学びの場

白河関跡(しらかわのせきあと)

日本三関のひとつに数えられる白河関は、古代から交通の要所であり、歌枕としても多くの和歌に詠まれました。白河の奥深い歴史を感じることができ、資料館や碑文、関守神社なども見応えがあります。

アクセス情報:

白河市街地から車で約20分。バスやタクシーも利用可能です。

自然を満喫したい方におすすめのスポット

関山(せきやま)と関山大滝

市街地から少し離れた関山には、四季折々の自然が広がり、山頂からは那須連山の雄大な景色を望むことができます。登山やハイキングにも適しており、夏場には関山大滝の涼しげな風景が観光客を魅了します。

家族やグループに人気の体験スポット

白河関の森公園

白河関の森公園は、子ども連れにもおすすめの広大な自然公園です。散策路や自然観察ゾーン、体験型施設が整っており、地元の自然と文化を楽しみながら学ぶことができます。体験工房では、そば打ちや藍染め体験も可能です。

地域ならではの文化施設

白河集古苑(しらかわしゅうこえん)

白河の歴史・考古資料を豊富に展示している白河集古苑。国の重要文化財や、郷土の古文書、道具などが大切に保管・公開されています。南湖公園から徒歩圏内なので、あわせて訪れるのがおすすめです。

白河のグルメガイド

白河が誇る郷土料理・ご当地グルメ

白河ラーメン

白河ラーメンは、全国的にも有名なご当地ラーメンで、手打ちのちぢれ麺と、あっさりとした鶏ガラベースの醤油スープが特徴です。表面に浮かぶ鶏油の香りが食欲をそそり、地元の人々からも長年愛されています。

人気のラーメン店:

白河そば

福島県はそば処としても有名で、白河周辺では香り高い地元産のそばが味わえます。手打ちの十割そばや田舎そばなど、種類も豊富です。

白河だるま饅頭

白河だるまを模した可愛らしい見た目の饅頭で、中にはこし餡がぎっしり。お土産にも人気のある伝統菓子です。

地元で愛される名産品

白河だるま

開運の象徴として親しまれている白河だるまは、全国的にも有名です。顔の左右非対称なデザインには「七転八起」の精神が込められています。中島だるま屋などで購入できます。

南湖だんご

白河の名所「南湖公園」で人気の南湖だんごは、ほんのり甘く、やわらかな食感が特徴です。南湖神社前の茶屋で販売されており、観光客の休憩スポットとしても定番です。

白河の清酒

白河周辺には清らかな水を使った酒蔵が点在しており、地酒の種類も豊富です。代表的な銘柄には「大七」「登龍」などがあり、お土産としても好評です。

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白河市内の人気レストラン・飲食店

ラーメン・和食・カフェまで幅広く楽しめる

とら食堂

白河ラーメンの代名詞とも言える老舗。地元民はもちろん、県外からも多くのラーメンファンが訪れます。シンプルながら奥深い味わいが人気の秘訣。

蕎麦処 松風庵

白河市郊外にある人気のそば処。香り豊かな十割そばが味わえ、店内の落ち着いた雰囲気も魅力です。

白河カフェ 森のハーモニー

南湖公園近くに位置し、地元食材を活かしたランチやスイーツが楽しめます。テラス席からは四季折々の風景が眺められ、ゆったりとした時間を過ごせます。

レストランはやま

地元の野菜や肉をふんだんに使用した洋食レストラン。家族連れや観光客に人気で、白河牛ステーキもおすすめの一品です。

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白河でおすすめのお土産

帰りに立ち寄りたい土産物スポット

白河だるま総本舗

伝統工芸品「白河だるま」の専門店。職人の手作業による1点ものを購入でき、絵付け体験ができることもあります。

南湖公園の茶屋

南湖公園の入口にある茶屋では、南湖だんごや地元菓子を販売。パッケージも可愛らしく、お土産にぴったりです。

白河の道の駅「しらかわ」

地元野菜や加工食品、工芸品などが揃う大型施設。白河ラーメンの生麺セットや、清酒の試飲・販売コーナーもあり、旅の最後の買い物に便利です。

白河の季節の祭り・イベント

伝統を感じる年中行事

白河だるま市(2月)

白河市最大の冬の祭りとして知られる「白河だるま市」は、例年2月11日の建国記念日に開催されます。江戸時代から続くこの祭りでは、縁起物として知られる「白河だるま」が市内にずらりと並び、多くの人でにぎわいます。

特徴:

南湖公園 桜まつり(4月中旬)

南湖公園は白河市の代表的な花見スポットで、春になるとソメイヨシノを中心に約800本の桜が咲き誇ります。桜まつりの期間中は、夜桜のライトアップや地元の特産品販売、キッチンカーの出店なども行われ、春の賑わいを感じられるイベントです。

白河関まつり(8月下旬)

白河関まつりは、白河市の夏の風物詩であり、白河関跡や白河駅前を中心に開催されます。市民パレード、太鼓演奏、踊りなどの催しが行われ、フィナーレには色鮮やかな花火大会も楽しめます。

見どころ:
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白河市周辺のユニークなイベント

文化や歴史を感じる催し

小峰城桜まつり(4月)

小峰城跡を中心に行われるこの祭りでは、桜のライトアップに加え、甲冑武者隊のパフォーマンスや歴史ガイドツアーが実施されます。白河の歴史にふれる絶好の機会です。

白河関俳句大会(秋)

白河関は松尾芭蕉ゆかりの地でもあり、秋には全国から俳句愛好家が集う俳句大会が開催されます。静かな自然の中で、和の文化に親しむひとときを過ごせます。

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特徴的な文化行事や伝統

白河だるまに込められた願い

白河の伝統工芸品である「白河だるま」は、他の地域のだるまとは異なり、顔の左右が非対称になっているのが特徴です。これは「七転八起」の精神を表し、片目だけに願いを込めて入れ、成就後にもう片方に目を描き入れるという風習があります。

南湖神社での年中行事

南湖神社では、初詣、節分祭、例大祭(10月)など多くの年間行事が開催されています。地元住民にとって心の拠り所となっている神社で、静かに伝統文化を体感できる場所です。

白河の気温・天候

白河市は福島県南部、阿武隈高地と那須連山に囲まれた内陸の高原地帯に位置しており、年間を通じて比較的寒暖の差が大きいのが特徴です。日本海側の気候と太平洋側の気候が交わる場所でもあり、季節ごとに異なる表情を見せます。

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春(3月中旬~5月)

気温の目安:

3月は平均気温が5℃前後、5月には15℃以上に上昇します。日中は過ごしやすいですが、朝晩はまだ冷え込むことがあります。

気候の特徴:

雪解けが進み、桜の開花とともに春が訪れます。4月上旬から中旬にかけては、南湖公園や小峰城の桜が見頃となり、多くの観光客でにぎわいます。春風がやや冷たく感じられる日もあるため、薄手のコートやカーディガンがあると安心です。

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梅雨(6月中旬~7月中旬)

気温の目安:

平均気温は20~23℃程度で、湿度が高くなる時期です。

気候の特徴:

6月から7月にかけては全国的な梅雨の時期にあたり、曇りや雨の日が多く、湿気が強くなります。白河市も例外ではなく、足元の対策や折りたたみ傘の携行がおすすめです。ただし、東北南部であるため、関東よりも梅雨入り・梅雨明けが少し遅めです。

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夏(7月下旬~9月上旬)

気温の目安:

最高気温は30℃を超える日もありますが、朝晩は比較的涼しく、内陸性の気候らしさが感じられます

気候の特徴:

晴天が続く日が多く、南湖公園や那須連山周辺での避暑やアウトドアが人気となります。湿度は高めで日差しも強いため、熱中症対策とUVケアが重要です。また、台風の影響を受けることもあり、特に8月中旬以降は天気の急変に注意が必要です。

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秋(9月中旬~11月)

気温の目安:

9月は20℃台ですが、11月になると10℃以下まで冷え込む日も増えてきます。

気候の特徴:

白河関跡や南湖公園、小峰城跡での紅葉が見頃を迎える10月下旬~11月初旬は、特に観光におすすめです。空気が澄み、青空と紅葉のコントラストが美しい季節です。朝晩の寒暖差が激しいため、脱ぎ着できる服装が望ましいでしょう。

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冬(12月~2月)

気温の目安:

平均気温は0℃前後で、最低気温は氷点下になる日が多く、積雪もあります。

気候の特徴:

白河市は東北地方の中でも積雪は比較的少なめですが、それでも1月~2月には雪が降る日があり、防寒と滑り止めのついた靴が必要です。空気が乾燥しやすく、風邪対策や保湿も忘れずに。

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雨や台風などの注意点

台風シーズン(8月〜10月)

台風は夏から秋にかけて接近することがあります。特に8月下旬から9月にかけては、交通機関の乱れや大雨の可能性があるため、事前の天気情報の確認が大切です。旅行前には気象庁や交通各社の最新情報をチェックしてください。

積雪や路面凍結(冬期)

12月~2月には積雪や凍結による道路の滑りやすさに注意が必要です。レンタカー利用時はスタッドレスタイヤ装備が推奨されます。また、早朝や夜間は気温が急激に下がるため、防寒対策をしっかり行いましょう。

白河へのアクセス

東京・首都圏から白河へのアクセス

新幹線を利用する場合

東京駅からJR東北新幹線で約1時間30分新白河駅まで直通でアクセスできます。新白河駅は白河市の玄関口で、市内各所や近郊の観光地への出発点として便利です。

主なルート

東京駅 → 東北新幹線やまびこ・なすの号 → 新白河駅(約1時間30分)
※指定席・自由席があり、週末や繁忙期は事前予約をおすすめします。

在来線を利用する場合

コストを抑えて移動したい方には、JR東北本線を利用して郡山駅経由で白河駅に向かう方法があります。ただし、所要時間は約3〜4時間と長めです。

例:

東京駅 → JR宇都宮線(小山駅)→ JR東北本線 → 白河駅または新白河駅

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東北地方・近隣県からのアクセス

仙台方面から

JR東北新幹線で約1時間で新白河駅に到着します。新幹線を使えば日帰りも可能な距離です。

郡山方面から

郡山駅からはJR東北本線(下り)で約40分で白河駅、約35分で新白河駅へ到着します。普通列車でも本数が多く、非常にアクセスしやすいエリアです。

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高速道路を利用したアクセス

自動車(高速道路)

白河市へは東北自動車道を利用してのアクセスが便利です。

主なインターチェンジ

・白河中央スマートIC(ETC専用)
・白河IC(一般車両対応)
どちらも市街地や観光地へのアクセスが良く、車での移動がしやすい立地です。

所要時間の目安(自動車)

・東京方面(浦和IC)→ 白河IC:約2時間30分(東北道利用)
・仙台方面(仙台宮城IC)→ 白河IC:約1時間40分

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高速バスによるアクセス

東京・新宿方面から

新宿駅西口・池袋駅などから、白河・新白河行きの高速バスが運行されています。所要時間は約3時間〜3時間30分で、料金も鉄道より安価な場合があります。

運行会社例:

・福島交通バス
・JRバス関東
※予約制が基本で、インターネットからの予約も可能です。

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白河市内での乗換え・ターミナル

新白河駅

・東北新幹線の停車駅
・市内や観光地へのタクシー、バスが発着
・レンタカー店舗も複数あり、周遊に便利です

白河駅

・市街地の中心に位置する在来線駅
・徒歩圏内に小峰城や白河関跡などの観光地が点在しています

白河の移動手段

鉄道での移動

JR東北本線(白河駅・久田野駅)

白河市内には白河駅久田野駅の2つの駅があります。JR東北本線を利用すれば、郡山・新白河・黒磯方面へのアクセスが可能です。白河駅から市内中心部や観光地へ徒歩でアクセスできる範囲も広く、短距離移動に便利です。

JR東北新幹線(新白河駅)

市の北側にある新白河駅は東北新幹線の停車駅で、東京や仙台からのアクセスに非常に便利です。新白河駅からはタクシーやバスを使って市内観光地へ移動できます。

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バスによる移動

福島交通バス

白河市内および近郊には福島交通が運行する路線バスが複数あります。特に新白河駅・白河駅と、市内観光地(南湖公園や小峰城など)を結ぶ路線が便利です。観光客向けの一日乗車券や回数券も販売されている場合があります。

白河市内循環バス

地域住民の交通手段として市内循環バスも運行されています。一部は観光地近くを通るため、利用価値がありますが、運行本数が限られるため事前に時刻表の確認が必要です。

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タクシー・ハイヤー

観光タクシー

白河駅や新白河駅前にはタクシー乗り場があり、移動に困ることはほとんどありません。特に観光地を巡るには観光タクシープランが便利で、時間制で貸切ることができ、運転手が観光案内もしてくれることがあります。

地元タクシー会社

白河市内には数社のタクシー会社が営業しており、電話やアプリで配車予約も可能です。駅から郊外への移動や、バスの本数が少ない地域への移動手段として重宝します。

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レンタカー

新白河駅周辺のレンタカー店舗

市内観光地を効率よく巡るにはレンタカーの利用もおすすめです。新白河駅周辺には大手レンタカー会社(トヨタレンタカー、日産レンタカー、ニッポンレンタカーなど)の営業所があり、事前予約も可能です。

ドライブ観光に最適

白河周辺には那須高原や棚倉町など、魅力的なスポットが点在しています。レンタカーを利用することで、公共交通機関ではアクセスしにくい場所へも自由に訪れることができます。

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自転車・徒歩

観光地周辺の徒歩移動

白河市中心部にある白河小峰城南湖公園は、比較的近い位置にあるため、徒歩での散策もおすすめです。歴史ある街並みや自然をゆっくり楽しむには最適な移動手段です。

レンタサイクル

一部の観光施設や宿泊施設ではレンタサイクルを提供していることがあります。坂道も少なく、市内を快適に巡れるので、天候の良い日にはサイクリング観光も魅力的です。

白河の観光コース

歴史と自然を感じる白河市内一日モデルコース

午前:歴史を学びながら街歩き

1. 小峰城(こみねじょう)

白河市を象徴する名所である小峰城は、江戸時代に築かれた石垣が美しい平山城です。東日本大震災後の修復により、当時の姿を取り戻しており、三重櫓や石垣の間を歩くことで歴史を肌で感じることができます。

2. 白河集古苑

小峰城から徒歩ですぐ。白河藩ゆかりの資料や美術品を展示しており、歴史好きには見逃せないスポットです。

昼食:白河ラーメンを堪能

3. とら食堂または地元の人気店

白河といえば「白河ラーメン」。コシのある手打ち縮れ麺とあっさり醤油スープが特徴です。老舗「とら食堂」や、地元の名店を訪れてみてください。

午後:文化と自然に触れるひととき

4. 南湖公園(なんここうえん)

松平定信が築いた、日本最古級の公園。美しい湖畔や庭園、茶屋、和風の風景が広がり、春は桜、秋は紅葉が見事です。心安らぐ散策をお楽しみください。

5. 南湖神社

南湖公園内に鎮座する神社で、松平定信公を祀っています。公園と一体化した落ち着いた雰囲気で、歴史的な趣があります。

半日追加で楽しめる周辺観光地コース

追加:白河市から車で約30分圏内

6. 白河関跡

奥州三関のひとつであり、古代の関所の遺構。万葉集にも詠まれた歴史ある地で、自然と歴史が調和する雰囲気が魅力です。遊歩道が整備されており、四季折々の景色も楽しめます。

7. 甲子温泉(かしおんせん)・新甲子温泉

観光の締めくくりには、自然豊かな甲子温泉でのんびりと温泉に浸かるのがおすすめです。大正ロマン漂う老舗旅館もあり、日帰り入浴も可能です。

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おすすめの組み合わせ例

1泊2日モデルプラン

【1日目】

小峰城 → 白河集古苑 → 白河ラーメン昼食 → 南湖公園・南湖神社 → 白河関跡 → 甲子温泉宿泊

【2日目】

甲子温泉で朝風呂 → 甲子高原で自然散策 → 新白河駅から帰路

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